同い年のイトコに関するちょっとした思い出

同い年のイトコ(女)がいるのですが、もう10年は会ってないにもかかわらず、先日俺が東京駅で友達と待ち合わせしているところを見つけたらしく
「イトコのもえちゃん(仮名)がこの前東京駅であなたのこと見たってよ」
と親に言われたときはそれはびっくりしたもんです。おかしいなあ俺この10年でルックスすごい変わったはずなのに。
 
それはさておき、このイトコの思い出というと、今でも忘れない小6のときの大みそか。我が家には祖父母がいるのでイトコも遊びに来てたのですが、イトコ家は家族揃って温厚かつ真面目でとてもおっとりした家風なんです。そして彼女もやはりおっとりした感じで、ちん毛が生えるか生えないかの俺にとってはほんのちょっとだけときめきを抱くような憧れに近いような存在。
 
そんな彼女と二人でぼーっとテレビの音楽番組を見ていました。そこに出ていたのは光GENJI。当時まさに絶頂のローラースケートアイドル。マイクを落としてもなぜか歌声が聞こえる、息切れしてるのは明らかなのにその吐息は聞こえない、そんな数々の伝説を残した彼らです。
「よーおーこーそーここーへ♪」
彼らが軽快に走りながら歌っている姿を見ながら彼女は静かに呟きました。
 
「大沢気持ち悪い」
 
今でも忘れられません。