他のメンツが普通の日記を書きそうには無いので、普通の日記書きます。

 最近どうも自宅の中がカレー臭くて困る。朝、さわやかな朝を迎えると同時に鼻腔をくすぐるカレー臭。家に帰るたびにまるで新妻よろしく私に駆け寄ってくるカレー臭。勘弁して欲しい。ここ最近、私は自宅でカレーを作って食してはいないはずなのに。にもかかわらずカレーの臭いが私の世界に少しづつ侵入せんとしているこの事実。ああ、カレー臭君、あなたはなぜ私に付きまとうのですか。


 問いかけたところで返事が無いのは解っている。臭いなんぞ所詮は化学物質。ではこの物言わぬ悪魔、カレースメルに対抗するには一体どのような方法があるのでしょうか。答えは簡単。換気すればよい。窓を開けましょう。ルルル。サザエさんもテーマソングでこのように歌っている。


 でもちょっと聞いてよ。私がいくら窓を開け、内の空気と外の空気を入れ替えても、知らぬ間にカレー臭君は私の部屋に戻ってきているんです。ミステリーである。鍵を閉められた個室へ解錠せずに再び忍び込む。コレ密室トリックちゃいますのん? 探偵小説にて頻繁に登場する密室。密室といえば殺人。ということは私はいずれ密室殺人事件に巻き込まれるのではないのか。被害者は私。被疑者はカレー臭。探偵役は、あなたです。


 私が言いたいことそれ違う。よく考えたら密室とか関係なかった。換気をしてもなおカレー臭が部屋に残る、コレつまり臭いの元が私の部屋にどすんと腰を降ろしているという事実を如実に物語っているのであるんすわ。ならば根源今いずこ。少し早いが大掃除。されど根源見つからず。どういうことですか。さっぱりわかりません。やっぱりこのカレー臭はミステリーで密室で筆者からの挑戦状なのでしょうか。


 と、上記のような相談内容を臭いフェチの友人に相談したところ、「人間の体臭がカレーの臭いに似通ってくる場合があるよ」との情報をゲット。すなわち今回のカレー臭は、私から発せられているとの結論に達したのである。いやまいった。まさか私自身がカレー臭とは。カレー好きとしてはこれほど嬉しい結論は無い。


 ちなみに人間の体臭がカレーの臭いに似通ってくる場合とは、ワキガの末期症状を差す。